TextTree

‹ Back

KJ法でアイデアを整理する — ThinkTrayで実践

KJ法とは

アイデアや情報をカードに書き出し、グループ化して構造を見つける思考整理の手法です。

手順はシンプルです。

  1. 思いついたことを1枚1アイデアでカードに書く
  2. 似たカードをまとめてグループを作る
  3. グループに名前をつける
  4. グループ間の関係を矢印でつなぐ
  5. 図から文章を書き起こす

文章で考えようとすると「どこから書けばいいかわからない」と詰まりがちです。KJ法はカードを動かせることが核心で、書いた後に自由に並べ替えられるのが強みです。

どんな場面に向いているか

  • 問題の原因を整理したいとき
  • ブレインストーミングの後、出てきたアイデアをまとめたいとき
  • 「なんとなくモヤモヤしている」ことを言語化したいとき
  • 複数の選択肢を比較して決断したいとき

ThinkTrayでの進め方

ThinkTray(.tt.svg)のカードと矢印が、KJ法の4ステップにそのまま対応します。上のデモでは step1〜4 のファイルを選ぶと各段階の状態を確認できます。

ステップ1:アイデアをカードに書き出す

カードツール(Rキー)に切り替え、思いつくままにカードを置いていきます。

  • 1枚のカードに1つのアイデアだけ書く
  • 良し悪しは判断しない。とにかく出す
  • 最初は画面の空いたところに置いていけばOK

ステップ2:似たカードをグループ化する

選択ツール(Vキー)に切り替え、内容が似ているカードを近くに移動させます。

  • ドラッグで自由に動かせます
  • 「このカードはどのグループに近いか」を考えながら動かすだけで、自然に構造が見えてきます
  • どこにも属さないカードは無理にグループに入れず、離れた場所に置いておきましょう

ステップ3:グループに名前をつける

グループの中で最も目立つ位置に新しいカードを追加し、グループ名を書きます。

  • 「〜系」のような抽象的な名前より「〜が必要」「〜が問題」のように意味のある名前にすると、後で使いやすくなります

ステップ4:グループ間の関係を矢印でつなぐ

ラインツール(Lキー)でグループ間に矢印を引きます。

  • 「AがあるからBになる」「AとBは対立する」など、矢印の横に関係を書き添えると整理度が上がります
  • すべてのグループ間をつなぐ必要はありません。関係があるもののみでOKです

ステップ5:図から文章を書き起こす

図が完成したら、その構造を文章として書き起こします。同じフォルダに .txt または .tt.html ファイルを作り、グループ名と矢印の意味を言葉で説明していくだけです。

  • 図は「考えるための地図」、文章は「人に伝えるための言葉」。両方あって初めて整理が完結します
  • うまく文章にできない箇所は、まだ理解が曖昧な部分のサインです。図に戻って整理し直しましょう
  • TextTree ではツリーの同じフォルダに図(.tt.svg)とテキスト(.txt)を並べて置けるので、行き来しながら書き進められます

コツ

  • 先に全部出し切る — グループ化は後からでもできます。まずカードを出すことに集中しましょう。
  • 動かすことを恐れない — 最初に置いた場所に固執しなくていいです。移動しながら考えるのがKJ法の本質です。
  • グループ数は5〜10が目安 — 多すぎると構造が見えにくくなります。グループ同士をさらにまとめる「二次グループ化」も有効です。
  • 完成を目指さない — 「なんとなく整理できた」という感覚で十分です。完璧な図より、思考の整理を優先しましょう。

KJ法は文化人類学者の川喜田二郎が考案したデータ整理手法です。Wikipedia(日本語)