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マンダラチャート — 1つの目標を9マスで分解し、行動まで具体化する

マンダラチャートとは

1つの目標を中心に置き、そこから3×3のマス目(9マス)で発想を広げていく思考整理の技法です。中心の目標を囲む8マスに関連するテーマを書き出し、さらにそのテーマ1つひとつを新しい3×3マスの中心に置いて、具体的な行動へと分解していきます。全体では3×3のマスが3×3個並ぶ形(合計81マス)になります。

大谷翔平選手が高校時代に取り組んだ目標設定シートとして紹介されたことでも知られていますが、技法自体は特定の分野に限らず、学習計画・仕事の目標・プロジェクトのテーマ出しなど、幅広い場面で使えます。

どんな場面に向いているか

  • 1つの大きな目標を、具体的な行動レベルまで分解したいとき
  • 目標に関係する要素を漏れなく洗い出したいとき(テーマが8つに固定されるため、少なすぎず多すぎない粒度で整理できる)
  • 学習計画や個人開発プロジェクトなど、複数の要素を並行して進める計画を立てたいとき
  • ブレインストーミングで出したアイデアを、後から構造立てて整理し直したいとき

サンプル図について

上のデモにある「マンダラチャート」フォルダには、1つの図を用意しています。

サンプルのテーマは、**「個人開発アプリを3か月でリリースする」**という目標です。中心のテーブルには、この目標と、それを支える8つのテーマ(企画・要件整理/学習・技術力/設計/実装/テスト・検証/UI/UX/リリース準備/継続・運用)を配置しています。

8つのテーマのうち「学習・技術力」だけは、周囲の8マスに具体的な行動まで書き込んで完成させています。残り7つのテーマは中心のマスだけを置いた状態にしているので、実際に使うときは同じ要領で、思いついた行動をマスに書き足していってください。

ThinkTrayでマンダラチャートを作る

ステップ1:中心の目標を決める

まず、達成したい目標を1つ決めます。マンダラチャートは「大きすぎる目標を、扱えるサイズまで分解する」ための技法なので、抽象的すぎる目標(例:「成長する」)よりも、期間や状態がある程度具体的な目標(例:「3か月でアプリを公開する」)のほうが、後のマス埋めがしやすくなります。

ステップ2:中心のテーブルを作る

ツールバーの「🪟 テーブル」ツールを選び、空白をドラッグして3行3列のテーブルカードを配置します。中心のマスに目標を書き込み、周囲の8マスには、目標を達成するために必要な要素を書き出します。「何が揃えば目標を達成できるか」を8つの視点に分けて考えると埋めやすくなります。

サンプルでは、次の8つに分けています。

位置テーマ
上段企画・要件整理 / 学習・技術力 / 設計
中段継続・運用 /(目標)/ 実装
下段リリース準備 / UI/UX / テスト・検証

まだ良い案が浮かばないマスは、無理に埋めずに一旦空けておいて構いません。

ステップ3:中心のテーブルの周囲に8つのテーブルを並べる

中心のテーブルの周りに、同じ3行3列のテーブルカードを8つ並べて配置します。それぞれのテーブルの中心マスには、ステップ2で書いた8つのテーマのうち対応するものを配置します。中心のテーブルでのテーマの位置と、周囲のテーブルの配置位置をそろえておくと(例えば中心テーブルの右上にあるテーマなら、そのテーブルも全体の右上に配置する)、あとから見返したときに対応関係がひと目でわかります。

ステップ4:8マスに具体的な行動を書き込む

8つのテーブルそれぞれについて、中心のテーマを達成するための具体的な行動を、周囲の8マスに書き出します。サンプルの「学習・技術力」テーブルでは、次のように分解しました。

  • 毎朝30分の学習時間を確保する
  • 技術記事を週2本読む
  • 小さいサンプルを写経する
  • 気になるライブラリを触ってみる
  • 学んだことをメモに残す
  • 詰まった箇所を記録する
  • 月1回学びを振り返る
  • 次に学ぶテーマを決める

抽象的なテーマ(学習・技術力)を、実際に「今日やること」に落とし込めるレベルまで具体化するのがこのステップの狙いです。すべてのマスを一度に埋める必要はなく、思いついたところから書き足していけば十分です。

コツ

  • 中心から埋める — いきなり81マスを埋めようとせず、まず中心の目標と8つのテーマを決めてから、テーマごとに掘り下げます。
  • 埋まらないマスは空けておく — アイデアが浮かばないマスを無理に埋めると、内容が薄くなりがちです。空欄のまま残し、後で思いついたときに追加しましょう。
  • テーマの配置をそろえる — 中心テーブルでのテーマの位置と、周囲のテーブルの配置位置を対応させておくと、9つのテーブル全体を見渡したときに構造が把握しやすくなります。
  • 行動レベルまで具体化する — 周囲の8マスは、見ただけで次に何をすればいいかわかる粒度(「学習・技術力を高める」ではなく「技術記事を週2本読む」)まで書き下げるのがポイントです。
  • 完成を急がない — 1つのテーマだけ先に完成させ、残りは後日少しずつ埋めていく、というサンプルのような進め方でも構いません。

マンダラチャートは、デザインコンサルタントの今泉浩晃が考案した発想法「マンダラート」がもとになっていると言われています。Wikipedia

「マンダラチャート」は株式会社クローバ経営研究所および一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です。