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問題を認識する

問題とは何か

まず「問題」とは何でしょうか?

デモの図には、問題が起きている現実から理想とする状況への移り変わりを示しています。

「問題」とは、「思い描いている理想」と「現実に起きていること」の間にあるギャップです。

問題が認識できているか?

今、あなたは自分がかかえている問題を、きちんと捉えられているでしょうか?

自分の問題をすべて把握できている人はいません。これから先、まだ起きていない問題が必ずあるからです。他人が抱えている問題は、本人にしか見えていないことも少なくありません。問題には大小もあり、小さすぎる困りごとは「これくらいなら」と無意識に見過ごされ、そもそも問題として捉えられないこともあります。また、問題を解決したことが、別の問題を生むこともあります。

あなたには、今、問題が見えていますか?

見えている「困りごと」は、まだ表層でしかない

問題が見えており、それが認識できたとして、目に見える現象として表れている問題は氷山の一角であるかもしれません。見えていない部分には、もっと本質的な問題が隠れていることがあり、その場合、取り組むべきは「隠れていた本質的な問題」です。

例えば「時間がない」の奥には、「時間を無くさせている事象が起きている」可能性があります。「お金が貯まらない」の奥には、「収入が少ない」のか「消費が多い」のか「貨幣価値が落ちている」などの要因が考えられます。

問題の表層だけの対処では問題は解決されず、同じ困りごと・違った困りごとがまた形を変えて現れるのです。

無意識の優先順位付け

意識的・無意識的に関わらず、あなたは日々問題を認識しており、対処する優先順位をつけて行動しています。

問題が見えてしまい、見えれば見えるほどその数が増えていきます。ただ、そのすべてに同じ優先度で取り組む必要はありません。無意識のうちに「今は放っておいていい」と優先度を下げている問題も、実はたくさんあります。

目の前で炎上している問題があれば、その炎上を抑えようと、否応なく優先度を上げて、問題を解決しようとします。

ここで、少し考えてほしいのは、その問題は最初からこれほど大きかったのでしょうか。もっと小さいうちに手をつけていれば、そもそも炎上せずに済んだのではないでしょうか。

もし、今考える時間があるのであれば、あなたが抱えている問題を棚卸して、将来大きくなるかもしれない優先度の高い問題に、今なら対処や準備をしておくことができるのではないでしょうか?

場当たり的な優先順位付けは、今なら解決できたかもしれない問題を放置して、大きな問題になるまで待っているだけかもしれません。

問題解決は行動して成る

今「問題」が一つあるとして、その「問題」は最終的にはどうやって解決されるのでしょう?

幸運にも待っていて自然に解消されるものもあるかもしれませんが、それらはごく一部です。多くの問題は、問題の大小や難易度にかかわらず、あなたの行動によって解決しているはずです。

問題をどれだけ正確に認識して分析して対策を立てても、行動しなければ現実は変わりません。逆に言えば、行動する必要を感じないなら、それはそもそも問題ではありません。「今のままで構わない」と心から思えることに、無理に手を加える必要はないのです。

問題を問題だと感じ、要因や対策を分析し、行動した結果、自分の思いや理想に到達するのです。

問題として扱う大きさ

あなたの「問題」は何でしょうか?それは大きな問題ですか?

例えば「なんとなく生活に不満がある」を問題としましょう。その「生活」に含まれているものは何でしょうか。人付き合いでしょうか、使えるお金や時間でしょうか、車でしょうか、仕事でしょうか、何でしょうか。

「なんとなく生活に不満がある」のように問題をひとかたまりのまま抱えていると、何から手をつけていいか分からなくなります。大きすぎる問題は、それだけで動けなくなる原因になります。

大きな問題は分解して、小さなサイズにしましょう。最終的に行動できる単位にまで小さくできれば、その問題に取り組めることになります。たとえば「時間が足りない」という困りごと一つとっても、具体的に書き出してみると輪郭がはっきりします。

  • 「なんとなく生活に不満がある」のは下記を含んでいるから
    • 本を読む時間がない
    • 家族と過ごす時間が取れない
    • 新しいことを学ぶ時間がない

同じ「時間がない」でも、中身は一つひとつ違います。1枚のテキストファイルに書き出して並べるだけで、「本当に困っているのはどれか」「まず着手できそうなのはどれか」が見えてきます。頭の中でまとめて考え込む前に、まずファイルの上に書き出して分解してみましょう。

同じデモフォルダにある「問題とは.txt」には、時間・お金・健康・仕事・食にまつわる、ありがちな困りごとを書き出しています。目を通してみると、すでに心当たりのあるものが見つかるはずです。まずはその中から、小さくて手をつけやすそうな一つを選び、実際にこのファイルを使って書き足したり整理したりしてみてください。目の前にある小さな問題から取り組むことが、結局は一番の近道です。

課題とは何か

「問題」に似た言葉の「課題」とは何でしょうか?細かい話に聞こえるかもしれませんが、押さえておくと考えが整理しやすくなります。

  • 問題(Problem) — 「思い描いている理想」と「現実に起きていること」の間にあるギャップ
  • 課題(Issue) — その問題を解決するために、あなたがやるべきこと

「残業が多い」は「問題」です。 「無駄な業務を洗い出して削減する」は課題です。

問題を認識したら、それを課題まで落とし込んで初めて、解決への一歩が見えてきます。

問題から解決へ

もう一度、デモの図に戻ります。理想と現実を両端の間に矢印があります。

この矢印は、問題を分析し課題を見つけ、課題に沿った行動によって、思い描いた理想に至る、ことを示しており、それを担うのがTextTreeでありたいと考えています。

まずはテキストファイルに、今気になっていることを書き出してみてください。それだけで、表層の困りごとの奥にある本当の問題が、少しずつ輪郭を持ち始めます。 問題ではなく「気になっていること」から、始めてみましょう。